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2014.08.05 (Tue)

発売記念☆祝「狼陛下の花嫁11巻」

発売記念☆祝「狼陛下の花嫁11巻」

ついに出ました!狼陛下の花嫁11巻。
涙なくては語れない。切なくて泣き叫んでしまいそうでした…。

さて、物語は終焉に…今後の動向を左右する11巻の発売です☆
ふたりの距離はぐっと近づき、甘い気持ちにもどかしいような、それでいて悲しく寂しく、読者を飽きさせない構成でしたね。大大大満足です。特に陛下の気持ちが、前面に出ていたのではないでしょうか…いつもは、夕鈴のもがき苦しむ様子が描かれていましたが、今回は陛下目線が多くかなり新鮮でした

さてさて、今回は原点に還る…と題しまして、第1話カムバック短編です
ふたりが出逢った衝撃のシーンを小説にしてみました。
Read Moreからどうそ。


【More・・・】


この僕に妃はいらない…ずっとそう思っていた。







若く即位した僕に敵は多い。

その頼りない足元をすくおうと、隙だらけの地位を貶めようと、魑魅魍魎のごとし者たちが、内心の思いなどひた隠しにして、そば近く侍っている。

誰よりも強く、誰よりも恐ろしく、その冷酷さで身動きできないぐらい僕は孤高であらねばならない。

だから。

あいつが臨時花嫁の話を持ってきたとき。

きっと面白い余興が見れるのだろう…と、そんな風に考えていた。








「なんだ手を出してはいかんのか、愛らしい兎が来たものを」

一言、狼陛下で脅してみる。

思った以上の効果を発揮し、彼女は肩をビクつかせていた。つまらない反応に、心の内ため息が漏れる。
面白くはないが成功だ。これで、狼陛下には間違っても近づかないだろう。

彼女もなんら変わらない。

そう思うこのときの僕は、まだ知らなかった。







「嘘をついたりフリをしてでも、国を守ってるってことでしょ。それってかっこいいことだと…私は思うわ」

「………」

なんて素直な子なんだろう。

第一印象はただ、何も知らない気の毒な娘。この窮屈で滑稽なだけの王宮で、少しでも気がまぎれればよい…そんな感情が一方的に向いていただけ、でも。


負けず嫌いで泣き虫。
狼陛下の僕にはすぐ怯えるくせに、子犬の僕には寄ってくる。優しくすると、それ以上の優しさで返してくれる君。

なんて危なげで、頼りない。
でもそんな様子は、可愛くて愛らしくて…いつの間にか向かう気持ちが確かなものになっていく。


たかがバイトだと割り切ればよいのに。

向こう見ずで無鉄砲、自分の信じた道をただひたすらに突っ走っていくその様子は、僕の心を捕えて離さなかった。
損な生き方だとののしる者も居るだろう…だが、その強く儚い姿が、僕には狂おしいほど美しく見えた。








「私はどこにいても、きっと陛下の味方だから、覚えておいてくださいね」

ストン…と何かが落ちた、僕の中に。

それは波紋のように広がって、じわりと記憶を思い起こす。遠い昔に感じた、柔らかく暖かい記憶を。もう随分と…忘れかけていた遠い日々。


この無垢な笑顔は、他でもない僕に向けられている。

眩しずぎて目がくらみそうだ。だが、この僕を惹きつけてやまない、花のような笑顔。


凛と咲く、花のような君。








この僕に妃はいらない…ずっとそう思っていた。



君が現れるまでは。









発売記念☆カムバック第1話でした

「私はどこにいても、きっと陛下の味方だから、覚えておいてくださいね」
別れ際の夕鈴の言葉です。
狼陛下の心を引き留めたこの一言は、「狼陛下の花嫁」お気に入りのセリフベスト5には入りますね。思い入れの濃い第1話、今回の11巻でも一瞬登場して懐かしくて嬉しかったです。

さて、冒頭でも書きましたが物語はついに終焉へ。悲しいですが、早くふたりの幸せな様子を見たいのもやまやま。いっぱい苦しんだんですから、きっとハッピーエンドになるはずでしょう☆夕鈴にはいつまでも元気で、陛下にはいつまでも夕鈴に甘々で、そんなふたりの物語をこれからも書きたいですね。

まだまだ読んでない!というそこのあなた。すぐに書店屋さんに行って購入してくださいね、ぜひ。
ありがとうございました

21:06  |  祝☆11巻(ご挨拶とミニ小説)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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